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宇宙と微生物: 未知の結びつき byM山先生

本日はわたしも自身の少し実験で扱ってる菌について説明させていただこうかなと思います。

 

私が扱う菌は極限環境微生物です。極限環境微生物というのは、たとえば高温(100℃以上の火山の中)や低温

(-80℃以上の氷の中)や、人間には毒になる紫外線や、活性酸素にも耐性を持つ菌です。

 

私たち人間は、このような極限環境とよばれる場所にいくと想像通り生きていくことができませんが中には進化の過程で耐性を手に入れ、誰も(敵が)来ないような場所でひっそりと生きているものもいるということです。

 

私が普段塾にいない時は極限環境に住む生き物を育てて(培養して)います。

 

数年前に有名になったクマムシなんかも極限環境で生存可能な生物の一種ですね。

 

クマムシを用いた実験はISS上で行われ、生存したことでも有名ですがクマムシは傷ついたDNAを修復する力が極めて優れています。

 

同時にイカの赤ちゃんを打ち上げたことでも話題になったことが印象的でした。

ISSが運用を2030年をめどに運用終了となっていることも昨今中学入試の時事問で宇宙が頻繁に問われる一因にもなってます。

 

また、極限環境に関してはあまり出てきませんが、はやぶさ2が持ち帰ったサンプルにアミノ酸が含まれてることも宇宙に関しての微生物が問われる要因となってると思います。

 

 

極限環境微生物と少しズレた締めくくりとなりますが、入試近くなったら一緒に時事問題をお勉強できるのを楽しみにしています。

 

大人の事情で詳しいことは秘密ですが、培養した菌の写真を貼っておきますね。